「発表会で踊る!」ということがどれだけ大きなことか!
時間とお金と体力と気持ちと。それを何ヶ月かとキープさせること。
そう、気持ち、モチベーションのキープ。これが一番大変です。

発表会に出る、決まった時からまずは食事を節制しました。
食べるけれど、絶対に太らないこと!食べたら動く!と決めて、本番には2kgくらい落として調整しました。
(単純に衣装のムシを作り直すのが面倒!というのも理由の一つ)
レッスン量も増えるのでそうそうは太らないですが、衣装もジャストより小さめを選んだので
太ったらもうアウト!という気持ちで半年くらいかしら。気持ちと体をキープ。

次は髪の毛。
私は撮影に邪魔にならないように、前髪は短めに切りそろえてます。
後ろは問題ないのですが、前髪が本当に短くて、先生にも「もう切らないでね!」と言われ。
けれど、撮影で目に入るのが嫌で2か月前くらいまで結構な短めの前髪。
1か月前に、ようやくレッスンでピン留めで止められて「ギリギリセーフ!」

そして、先にも書いた「衣装」
クラシックとキャラクターとを2曲踊るので2着、先生が選んでくれました。
どちらもぴっちりめのSサイズで。
直前まで、頭飾りは使わなかったので保管をしていましたが
他の方とテレコになったりある日頭飾りが2個になっていたり??
(誰かの持ってきちゃった!すみません!)
練習のたびにだんだん汗を吸っていく衣装を、頑張って陰干ししてクリアな状態に戻したり。
2週間は、部屋にかけてある衣装がいつも頭にあってヒヤヒヤしました。
(猫に「絶対ダメよ!」と言い聞かせ!)

メイク道具も100均でやたら買い込みました。
仕事柄、目に何かつける、という行為にはとても抵抗があって(マスカラちょっとくらいは経験済み)
本番まで「つけまつげ」はお預けにしてました。
リキッドアイライナー、つけまつげ、やたらいっぱい入ってるチープなチップ。
顔用ボディ用のスポンジ、リップブラシ、ピンやら何だかごちゃごちゃ。
ジップロックにまとめて入れてたっぷりと準備をしました。
小さいケースにクレンジング。石鹸、持ったら普段のメイク道具も必要?
(と、そこで初めて気づいてノーメイクセーフ。。メイク道具はこれからちょっとは持ち歩こう)

アップの時に必要な音源とイヤフォン。
スマホでユーチューブで流してやればいっか、と思って
実際、劇場でそんな器用なことを想像しながらやってみたら
「片手バー(客席の背もたれ)で、スマホはどこで持つ?」
みたいな展開になって、結局いろいろと気をつかながらのアップ。汗びっしょりでこれは大反省でした。
ポシェット的なものがなぜ頭に浮かばなかったのだろう??

一番悩んだのは発表会当日の食事。
9時に会場入って、リハが13時〜 本番が17時〜。
体が重くなると困るな、と思って控えめに。
サンドイッチを一つと小さいビスケット一つと、冷たいカフェオレとお水を1本。
それだけ持って会場入りしたのですが、時間がたっぷりあるので
なんとなく何か食べたくなります。でも食べたら体が重くなります。
楽屋には、差し入れが届いたりおすそ分けをいただいたり。
でも『食べたら体が重くなる。。』との戦いで。
そんな中、一番ありがたかったのが『冷たいリポビタンD&オロナミンC』!!
冷やして大量に持ってきてくださった方がおられて
3本くらい飲んじゃいました。(後日、本当に感謝のお礼をしました)
思ったよりも楽屋が暑いのと頭に血がのぼるのと。
ここへきて疲れが出てきたかな、という弱気感と。
この当日の食事の調整が一番悩みました。

そして、ちょっとでも写真を撮ってあげたくてちょこっと機材を持ち込みました。
舞台のカメラマンさんが知り合いの方だったので、外はお任せして(集合写真の並びだけはお手伝い)
舞台裏や緞中の様子とか。
標準レンズだけだけど、これは大正解でした!
終演後の緞中の集合写真はいい記念に。皆さんに喜ばれた一コマでした。

レッスンを重ねて仕上げることがもちろん一番大変なのですが
「バレエ発表会」にまつわるエトセトラがとにかく多くて、紙に書いて貼っておかないと
レッスンで何かを覚えるたびに、エトセトラが頭から消えていく毎日。
誰もが経験するという1か月前に『もうこれが最後だ、出るなんて言わなきゃよかった』
というナイーブな気持ちの流れも一人前に経験しました。

でもね。『今年どうする?』と先生に聞かれたら
『今年も出ようかなと思う』と、言いたいなあ、と思うのです。

私の好きなダンサーさんが、9歳の初舞台で。
舞台でスポットを浴びて踊った瞬間に、人生が決まった、と話していました。
そんな偉大な発言はできないけれど。
「舞台で踊る!」とは実に楽しくて、その時間とかお金とか気持ちとかはとっても大事で
人生の中でもかなりのウエイトを占める「・・・・」?
なんだろうな、経験とか想いでとかそんな一言のものではないのです。

次、踊った後にはその「・・・・」。
何かわかるのかな。
一生わからないのかな。
ただ、そうやって踊ること、と関わり続けて生きたいな、と思うのです。

踊れなくなったら撮って、撮れなくなったら踊る、ように。