憧れ

「今日は憧れるのはやめましょう」と、昨年のWBC決勝での大谷選手の言葉。
先日、5発表会のリハーサル撮影をしながらこの言葉を思い出してました。

都内のスタジオでプログラム用の顔写真撮影後に、リハーサルの撮影をさせていただきました。
たくさんの子どもたち、大人の方も多数出演される大きな記念の発表会です。
ゲストの先生方も舞台監督さんや照明さんも揃い、緊張の中リハーサルが始まりました。
私もその緊張感の中で固くなってしまったのですが、子どもたちが声をかけてくれて
(みんなとっても人懐こい^^)ずいぶんと救われました。

先生方が手の届きそうな距離で踊られると、子どもたちは目を輝かせて拍手をしてました。
本当は踊られている方を撮らなくてはいけないのに、つい子どもたちの表情を撮ってしまい
(苦肉の策でオデットは鏡越しに)。「わあ〜!」と小さく声を出しながら目をキラキラさせて。
胸に手を当ててウットリとしている子もいて、その姿に感動をしてしまいました。

帰り際、主催の先生に「わあ〜!となってる子どもたちがいて。そちらも撮ってしまってすみません」と
お伝えをさせていただくと「そういう写真も欲しいんです。」と言ってくださって。。
嬉しいなあ、と胸いっぱいになってしまいました。

憧れて真似をして、そこに近づこうと努力をすることはとても大事なことだな、と思います。
そもそも何かに憧れて「わあ〜!」となることが大事なことだな、と。
バレエに憧れてレッスンと写真を始めて、最近は「わあ〜!」となることよりも
「責任」とか「正解」とかそういう形に囚われてしまって「わあ〜!」となっていなかったかもしれません。
気持ちがおいてけぼりにならないように気をつけよう。

子どもたちの春休みが終わって、ようやく忙しい日々も落ち着いてきました。
発表会とコンクールと、新年度が始まる前にレッスン風景と、リハーサルと。
気付いたら桜は半分散ってしまっていて、今日はようやく葉桜になってしまった桜を見ることができました^^
春のお仕事を振り返り反省点を出しながら、新年度も頑張っていきたいと思います。

子どもたち、コンクールお疲れさまでした。
みんな輝いていてすごく頑張っていて、みんな素敵でした。
これからも頑張ってくださいね!

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hygge9246