保護猫をお迎えしました。

ブログに私生活の猫のことを書くのはどうかな、と考えたのですが
ここに記録をしておきたいな、と思い書いておくことにしました。

ピーコちゃんが亡くなって1年が過ぎ、家族が「猫をお迎えしたい」という気持ちになりました。
私個人の意見では、あまり気持ちは乗らず、というのが正直なところで。
ただ家族がニャンコがいることで毎日楽しく過ごせるのであれば、と思い
初譲渡会に行ってきました。

以前に「ご紹介させていただく」という立場での譲渡会参加はあったのですが
「保護猫をお迎えする」という形での譲渡会は初めてのことです。
当初、保護猫カフェなどへ相談に行ったのですが「マンションはNG」であったり
譲渡の条件が厳しかったりと、そこで実を結ぶことができませんでした。

家具屋さんの一角で開催されていたその日の譲渡会。
ケージに入った猫ちゃんたちが10匹くらいいて、半分以上の猫ちゃんが
ケージの中でドキドキとして固まっているような様子でした。
それでも「譲渡会デビュー」をできるまでになった、ということで、預かりボランティアさんは
人馴れをさせるのに毎日一緒に生活をされているそうです。

お話を伺ったボランティアさんは2匹の女の子猫を譲渡会に参加させていました。
自宅には13匹の猫を預かっていて、譲渡会に出せるのはまだこの2匹だけ、とおっしゃっていました。
それでもたぶん、その子たちはぎりぎセーフくらいに人馴れ感。
みなどれだけ辛い思いをしてきたのだろう、と考えると全員をお迎えしてあげたい、と思ってしまいます。
年齢を重ねた子、兄弟での譲渡を希望の子、猫エイズ陽性の子。。
それからこちらの環境や希望など。
ドキドキと怖い思いをしながら譲渡会に参加をしても里親さんがみつからない、ということは何度も経験されるそうです。
首輪をつけてお洒落をさせてもらいながらケージの中で固まっている猫ちゃんたち。
みなが幸せになってほしい、と願うばかりです。

我が家は第3希望までを出させていただき、ただ「どの子でも良いよね^^」というのが本音でした。
私も譲渡会に参加をしてケージに入っている猫ちゃんたちを見たら、一人でも幸せにしてあげたい、と
思い、お迎えに心から賛成をすることにしました。

1週間後、我が家にやってきたのは「ヨゴン(仮名)」という、多頭飼育崩壊の現場から保護された3歳〜5歳の男の子です。
80匹近い猫ちゃんが足の踏み場もないくらいに1軒屋の一部屋にあふれていたそうです。
45番目に保護されたから「ヨゴン」。悲しい名前です。
悪環境の中で数年暮らしていたので、食に対しての執着が強かったり耳がちょっと弱かったり。
数日一緒にいると「辛い思いをしてきたんだろうな」と伺える仕草を感じます。
それでも「ヨゴン」は人が大好きで、ゴツンゴツン!と頭をぶつけて「遊ぼう!」とくっついてくれます。
人に辛い思いをされられたろうに、なんて無垢で愛らしいのだろう。

母が「ヨゴン」に「福」という名前をつけました。「福がたくさん来るように」と。
これまで誕生日もなかっただろうから、バースデーケーキを焼いてお祝いをして。

今日も食器棚の上で一人落ち着いて寝てしまっている「福」ですが
これからの人生を幸せに楽しく過ごせるように、大切にしていきたいと思います。

「福」のためにもお仕事もますます頑張らせていただこうと思います。

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hygge9246