「左手で歯をみがく」

「左手で歯をみがく」

昔、マラソンの尾崎紀代美選手が「1年間左手を使って生活していた」という話を聞いたことがあります。
記録が伸び悩み、体のバランスを左右均等に戻すために右利きだった尾崎選手は、
食事も歯を磨くのも字を書くのも「左手」を使って生活していたそうです。
その後の大会でいい成績を残し、解説の方がこのエピソードを話していました。

どんどんと年を重ねると、どんどん体が歪んでいきます。
右肩ばかりが上に上がったり、反するように骨盤は左が下がったり。
猫背になったり首が前傾になったり。
長年の癖、というのでしょうか。
楽な方楽な方に傾いていってしまいます。

私は撮影中は、ずっと右手が上、左手が下の体制でカメラをホールドします。
目は少し訓練をして、右目でも左目でも撮れるように整えましたが
カメラの構造上(とベストパフォーマンスのためには)右手が上、左手が下、と体制はどうにも変えることができません。
疲れてくると器用に右手を下にして左手を上に変えたりできる人もいるのですが、私はそれが全くできないので
ただただそのままの姿勢を崩さずキープをし続けています。

先日から始まったコンクールレッスンで「左手がまずい」ということを指摘いただきました。
前回、フロリナ王女のVaを踊った時もそうだったのですが
左手が、肘から指先へと。波打つような柔らかな動きがまったくできないのです。
ぎこちなく肘を動かそうとすると肩まであがってしまいます。
そこに、足も首の動きもついてきますので、それはもう大変です。
「課題いっぱいだね!」と先生嬉しそうに笑っていました。

自宅の鏡の前で、腕を柔らかく動かす練習をしていますが
こうやってブログを書いている時も、右手が8割くらい動いて左手はほとんど決まったキーしか叩いていません。
左手は「ホールド」の手として何年も使ってきてしまったようです。

そこで、頭の話の「尾崎選手の左手エピソード」を思い出し。
まずは日々のお掃除と歯磨き、と左手で行うことにしました。
不慣れな左手で行うには、結構な集中力が必要です。
いつも上の空で別のことを考えながらやっているお掃除も、マインドフルネスではありませんが
ずいぶんと集中をして慎重にお掃除するので、なんとなく気分がいいものです。
歯磨きはかなり不自由ですが、これも集中力を要します。
(お世話になっている歯医者さんに話したら、虫歯になりやすくなるから、と苦笑してました。)
なんでもとりあえず、よさそうなものはやってみるといいな!なんて思ってただいま実践中です。
1ヶ月後くらいにはちょっとだけでも違いがでてくれると嬉しいのですが。。

夏以降、秋冬、また2020年の撮影のお問い合わせが増えてきました。
ありがとうございます。
撮影のお申し込みをいただいて、まずお伺いするのが「ポーズ写真の有無」です。
ポーズ写真が必要な場合は、機材の運搬があります。(近くでしたら車なのですが遠方でしたら宅急便現場に送っています)
ポーズ写真は一人づつきちんとポーズを決めて撮りますのでとてもいい記念になるかと思います。
けれど、本番当日はメイクもしてアップもしてリハもしなくてはいけまんせんから
とてもポーズ写真なんて撮っている時間はない、かもしれません。
(私が発表会に出たときに、ポーズ写真を撮りに行ってなんていられないな、と正直感じました)
当日のスケジュールに余裕があるときには、よろしければご希望下さい。

GWまでは少し一息です。
久しぶりのちょっと数日間の一息。
いい季節になりました。

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