想像力やら美的センスやら

想像力やら美的センスやら

レオタードを新調しようと先日注文をし、帰宅すると封筒に入って届いていた。
レオタードは欲しいと思っても、なかなかそこまで手が回らず「いいないいな」と眺めていることが多いのだけどとうとう1着が伸びてきてしまってレッスン中どうにも落ち着かなくなってきたので悩みに悩み、背中が花柄のメッシュになっている、おそらく細く見えるであろうブラックのレオタードを購入。
バレエグッズを買うと、俄然やる気になって上手になった気になってしまう。
1週間レッスンに行けなかったので、体がちょっと緩んできたかも。。

体が緩んできたのに、友人とお昼から贅沢ランチをいただいた。
その友人とは先日、南青山のギャラリーで「抹茶に親しむ会」というのに一緒に参加をしてもらった。
そこのギャラリーのオーナーがなかなか、いえ、大変個性的な方で未だにお話しいただいた会話の内容を結構覚えている。

「美的センスが濁っていかないように。
例えば、美術館へ行った時もタイトルを見てから作品を見るのでなく、作品を見て、自分でタイトルを問題にしてから作品を見るようにしている。
感覚が鈍らないように気をつけている」

と、そのお話しが印象に残っていて、そこは見習わなくては!と強く思った。
それは、「壺」絵を見て「…」どこまで近づけるか、想像できるか、というちょっとした一人遊びらしい。

私の生活に置き換えてみると。例えば、こうだ。
「パキータ」を見て、『この演目のタイトルは「パキータ」に間違いない!』なんて。
そんな難しいクイズは無理だが。
「くるみ割り人形」を見て『クリスマスの夢、じゃない??』 くらいまでは近づけそう。。
(こんな稚拙な表現で伝わるかしら。。)
きっと、小品集ならだいぶ近づけるかもしれない。
「シンコペイテッド・クロック」を見たら。。
このタイトルにぴったりとは当てはまらないけど、「時計に扮した子供たち」くらいまでは近づけそう!
(だんだん面白くなってきた!)

私の場合、タイトルを当てたからといって写真に何の役に立つか、というとそれほど役には立たないが見る力や感じ取る力は養えるかな、なんて自分よりに考えてみる。
先日の体操の大会の撮影では、総評で
「何がダメだったか?それを感じ取ってほしい」と。 子供達に先生がお話しをされていた。
「言われてやる、のではなく「感じ取って自分からやる」力をつけてほしいと」。
ボタンひとつで答えが出てしまう時代だから、余計にそう言った「感覚的」な、はっきりとした答えのないものにとても魅力を感じる。
そこはいくつになっても大事に心に持っておきたいな、と思う。
逆行している、と言われても、多分人間ってそういう生き物で、そうあってほしいな、と願ってしまう。

封筒にレオタードと一緒に入っていた新聞らしきもの。
初めて見る「ナゴヤ劇場ジャーナル」とタイトルが「キラーン!」ときらびやかで随分と印象に残るデザイン。
「劇場」に関する記事がたくさん載っている。
夏のコンクール受賞者の写真も掲載されていた。「お!」と。
過去のコンクールで撮影をさせていただき、記憶に残っていた美しい踊りをするダンサーさん。
もうこんなに大きくなったのねえ、なんてその時の踊りを思い出して、今でもコンクールで変わらず賞をいただいている姿に勇気をもらった。
と、同時に全く知らない方も(もちろん)たくさんいて、流れの速さを感じる。

友人に面白い提案をいただいた。「面白い!」と思ったけれどその場で提案に乗ることができず。
自分の得意な好きなところばかりに目が行きがちだけれども、少し世の中の役に立つことを考えてもいいのかな、と。
「喜んでもらえるなら」やってみるかな、なんて思い返してみた。
台風と雨とで随分気持ちがやられていたのだけど、屋上に近いくらいのテラス席でたくさんお日様を浴びてスッキリとしてきた。
「木枯らし1号」も吹いたことだしね。
いただいて手作りラッピングのお菓子達に嬉しくなりながら、しばらく考え中に入ろう。

11月が始まる。
後半からから始まる冬のシーズンが待ち遠しくなってきた。
寒い寒い、と身を縮めながらも幾つかの舞台に、またウキウキとお邪魔させていただきたいと思います。

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