最近マイブームの「猫ワッペン」。
渡辺良重さんというデザイナーさんが、多分10年以上前にデザインされたもので
もう売り切って生産はしません、とのことで時間があるときに見に行って買ってしまっている。
「大事なものに、よく使うものにつけよう!」と考え、「バレエシューズ」の内側にこっそりとアイロンでつけてみました。


足首がまだ少し怪しいので、レッグウオーマーでちょうど猫ちゃんも隠れて「よし!」と
ご機嫌でレッスンをしていました。
バーレッスンの時、「4番アップ、4番アテールにかかと前で降りて。。」と先生が
斜め前でお手本を見せてくださったときに、心の中で吹き出してしまいました。
(かかとに貼っちゃダメじゃない!)と、自分のダメさ加減に思わず吹き出してしまいました。
その日は、とうとうレッグウォーマーは外すゆ勇気が出ませんでした。

翌週のレッスン。
今日の先生のバーレッスンはちょっと複雑で頭がヒートアップします。
レッグウォーマのかかとの穴からのぞく猫ちゃんは、「あれ?ゆりさん、それなに?」とあっさりと見つかってしまい。
かかとの外側につけた友人をちょっと恨みながら「猫ワッペン」と答えました。

「フリック、はかかとの猫ちゃんを蹴るように!かかとを前にしてしっかりと「フリック」するように!」
フリックフラックはもう何年も苦手はパなのに、真剣にやるほど口元が緩んできてしまう。
ますます、かかとの外側につけた友人を恨みたくなってしまいました。
(今日のレッスンでは、左右を変えたようで。愛犬コロちゃん似のワッペンはかかと前の内側に貼られていました)

先日のおさらい会で、舞台上で恐ろしい思いをしました。
パドブレで進まなくてはいけないのに、1メートルも進めない、30センチくらいしか進めなかったのです。
頭では「進まないと次に入れないのに。逆にいかなくっちゃいけないのに進めない。」とよくわかっていたのに。
「進みたいのに進めなかったこと」がとても恐怖でした。

あのときに、舞台で何もできなかったことがとてもショックで未だにひきずっています。
気づいたこと、人に聞いて教わったことは「バリエーション」を踊るための筋肉や体の使い方がまだできていない、と。
ソリストが踊るものなのだからそうなるのは当然!と、教えていただきました。
おさらい会が終わって、「しばらくは地道に体に向き合うレッスンをしよう」と決めました。

そんな決心をしたのに、バレエシューズに「猫ワッペン」貼ってしまうという情けなさなのですが
体に向きあうと、少しづつ変わっていくことが小さな喜びです。
先日、友人と舞台を観に行った帰りに「衣装やメイクには全く興味がなくて、写真で撮っている美しいイメージに自分を近づけていきたい」と
話を聞いてもらいました。衣装もメイクも特には必要なくて(すみません)。
ファインダー越しに見えている「美しい」と思う体の動きやしぐさや。バレエのイメージにちょっとでも近づいていくことが一番面白いのです。
イメージは人一倍です。
その「イメージ」に近づくために、今日も地道にレッスンです。

写真もそう。地味に地道に作り上げていく作業です。
撮っている時は、すばやく感覚を効かせてパパッとやっているようですが
本当はとっても地味なお仕事です。
同じ「積み上げていく」感じが、とても好きなのです。
好き、というよりは、とても「面白い」のです。
「あ〜」という思いから、もう何年も向き合い続けてます。

*9月にはいって、撮影のお問い合わせを多くいただいております。
ありがとうございます。
「人数が少なくて」と、どうか気になさらずご不安なことがありましたら、どうぞご連絡ください。
みんな同じ「バレリーナ」ですから、大丈夫です。