舞台照明

舞台照明

先日、踊らせていただいた発表会で。
私の後ろのホリゾントの色とかスポットが入っていたとか。
さっぱり覚えていないのです。
覚えているのは2袖との横にあるライトと、1袖と2袖の間に入らなかきゃということ。
そのくらい記憶があまりにも薄いのです。

ゴールデンウィークに撮影をさせていただいた、あるお教室様の発表会。
リハーサルが午後からでしたので、空いた時間舞台が仕上がっていくのを見ていました。
照明さんがサスの場所を調整したり、スポットの動きを確認したり。
そして、今日のホリゾントはやけに華やか。
照明さんの調整がその日は本当に長い時間続いていました。
「今日の照明は難しいかも。。」少し心配。

撮影をしている時は、本当に狭い視野の中で舞台を追っています。
その中に「ぎゅ〜!」と情報が詰まっていて。
色、明るさ、動き、見えていない部分の動きそうな予感、左側からそろそろ入ってくるであろう、とか。
舞台上のダンサーさんだけを見ていれば、さほど大変なことではないのですが
1曲の中に、何度も照明や色変わり、小さなファインダーの中でそれに気づくとやらなければいけないことが一気に増えます。
暗い部分を明るくするだけでなく、この暗さで舞台袖近くのダンサーさんが見えているのかしら?とか。
急に真っ青になって「このピンクの衣装は何色に見えてるのかしら?」とか。

あくまで基準は「目に見えているままを忠実に記録する」なので、おかしな色を足し引きはしないようにしているのですが
例えば、金平糖の淡いピンクの衣装の、そのピンクが感じられないような照明効果になってしまうと少しだけでも「淡いピンク」を感じられるように、写真はあとで調整をします。
やはり、金平糖だから品のいいピンクがいいかな、と思ったりするので。

舞台で踊っている人は、きっとホリの色もセットに当たる照明効果も。
舞台上にいるときには気づいていないんだな、と自分が舞台に立って今回気づきました。
だとしたら、かなり忠実に照明さんの技術をスチールに残してあげないと、と思いました。
その「今日の照明は難しいかも。。」の日。
予感は的中で、とても複雑な照明効果でした。
「え〜ん!」と思いながら、必死で撮影をするのですが
家に帰ってデータをチェックすると、ちょっとあり得ないくらいに美しい舞台照明なのです。
「これ、踊っている人は全く気づいていないのよね??」と思い返し。
責任重大。照明効果も忠実に、衣装の色も肌の色もできるだけ忠実に。
ひとつひとつ、絵を描くように仕上げてみました。

何度も何度も照明チェックをしていた方は、少し年配の女性でした。
「かっこいいな」と思って見ていたのですが、お話しさせていただいたらよかったです。
その日は舞台監督さんも女性で、とても話しやすくて関わりやすくて。
女性大活躍の舞台裏だったようです。
また、どこかの現場でご一緒させていただけるといいな。

出番待ちの猫ちゃんです。
監督のように、ず〜っと袖で仁王立ちしていてかわいらしかった!

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