この春は「椿姫」のパドドゥを撮影させていただく機会が多く、悩みながら
勉強をさせていただきました。

4月には舞台で「白のパドドゥ」、リハーサル撮影でも同じ「白のパドドゥ」を撮影しました。
6~7分の長い曲の中に、幾度も高いリフトがあり床に座り、大きく回転し。
私の主観ですが、大きな見せ場という特徴的なものが少ないので
振りを覚えるのにちょっと苦労します。
女性は髪を下ろしていますから、リフトの時にどうしても髪が顔にかかってしまうことが多く
リハーサルでの撮影では「これでいいのか?」と何度もダンサーの方とやりとりをしました。
衣装が男性の顔に被ってしまう部分も多々あり、それを美しいとして良しとするのか
修正をするところなのか、私には判断ができず画像をチェックしてもらうこともしばしば。
ただ、一つどうしても気になることろがあり。ちょっと我慢ができずにご提案。

女性の髪の毛が顔にかかってしまい、なかなか顔面が外見えないとき。
どうしても手で払わなければならないのですが、それはすごくわかるのですが
そのシーンだけ、妙に現実的に見えてしまい
椿姫の世界から、ポッと取り外されたような、そんな見え方になってしまいます。
スチールですからそこは取らなければ良いのですが、舞台を見ている人やビデオには残ってしまうだろうと思い、少しだけご提案を。

あれだけのリフトとハードな動きと長い曲調と、あれこれ構っていられないと思うのですが
できれば、できる限りいいシーンを綺麗に残したいな、と思いました。

5月の発表会では「青のパドドゥ」
出会いのシーンだそうですが、照明で大きな大きな鏡と横にはカウチソファを置いて。
これもやはりリフトが多くて。けれどとてもドラマチックで、白に比べると幾分か撮りやすいかも。。
ストーリーが白に比べてわかりやすいので、どこを残すべきかの判断がつきやすく
こちらは悩まず、「綺麗だなあ〜」とウットリしながら撮影させていただきました。

毎年、なんとなくその年の流行り、のようなものがあって。
何度も同じ演目を撮ることが多くなったりします。
前もって勉強をしておかないと、当日あたふたする目に合うかも〜〜。