朝早く出発をし、宇都宮に来ています。
宇都宮からタクシーで結構揺られて、現場に到着。
撮影の時は、だいたい30分から1時間前には現場近くにいないと心配で仕方がないのです。
現場について、近くでお茶を飲みながら1日の流れを考えます。
早く着いて時間があると、こうやってブログを書く時間もあったりして
「心配性」も時にはいいのです。用心に越したことはないですから。

先週土曜日の「勉強会」。無事に終わりました。
リハーサルで床の固さに跳ね返され、課題曲の「人形の精」が相当危うかったのですが
練習通りとは行きませんが、一応大きなミスなく踊りきることができました。
「床が固いんだから、もっと足を突き刺して体をあげないとさ!」と
リハーサル後に先生が楽屋にきてアドバイスをくださいました。
「ゆりちゃん、メイクはまあまあいいのよね」と「メイク」を褒めてもらったり笑。
(秋のコンクール前にメイクの練習をした甲斐があったのでしょうか。)

「人形の精」は課題曲ですので、友人3人と横並びになって踊ります。
スタジオでは鏡を見ながら、横の友達の場所やタイミングを伺いながら練習をしますが
本番は正面は客席ですから誰の様子も伺えません。
「なんとなく」横にみえる友人の「チュチュの端」を感じながら少し安心をしたり心強くなってみたり。
全く一人で舞台に立っているのではない、という、ちょっとした甘えもあり。
最後のピケターンでよろつき、苦笑いでレベランス。
でも、リハーサルよりは少し復活できたような気がします。

バリエーションは「リーズのバリエーション」。
1年続けてきたリーズも、ようやく踊り終わりです。
自分の中で「コンクールの時よりは少しきれいに踊りたい」という小さな欲があり
1ヶ月ほどは頭の中に流れる音楽は寝ても覚めても「リーズのバリエーション」でした。
お仕事で「眠れる森の美女」を撮影させていただいては
「リーズではないもの」に、心底憧れ目がハートになったり
キャラクターダンスを見ては、その歯切れの良さに心躍ったり。
「リーズのバリエーション」という難題が頭にあるためか
撮影させていただく舞台ひとつひとつに、いつもよりも胸ドキドキとハートマークがいっぱいでした。

本番前日のレッスンもリハーサルも
「百合さん、先生のお願いはひとつだけ。かかとを前にね!」と。
とうとう先生のお願いも1個だけでいいから!になってしまうくらい
音楽が流れると、とにかく「かかと前」をすっかり忘れてしまいます。
理由は「あれこれとやらなくてはいけないことが山のようにあるから」
「かかと前」が頭に入る隙間ができなくなってしまいました。
頭の中のメモ帳はすっかりキャパオーバーです。

心配性も手伝って、本番前には足がパンパン。
それでもきちんとリーズを終わらせなくてはいけないませんから
最後は「力」で踊ったような気がします。足をとにかく強く張って。

レベランスを終えて袖に入ると、先生が指でOKマークを作り「大成功!」と言ってくださいました。
よくよく記憶がないので「ほんと?」と聞き返しましたが。

袖で裸足になり、後に踊る友人たちの踊りを眺めていました。
祈るように「あと少し!あと少し!がんばれ!」と。
発表会の時もそうでした。
みんな、自分のことはさておき、友人の応援に一番力が入ります。
同じスタジオで、どこを注意されどこを頑張っているのかを
とても客観的に見てきたから、一緒に踊っているかのような感覚になります。
そしてどれだけみんなが頑張って、食べるのを我慢したり自主練をしたり。
そんなことも全部おしゃべりできる友達がいるから「また、頑張ろう!」と思えるのだな、と思います。
私は心配性で幼いですから、みなさんに良くしてただいて本当に幸せです。

踊り終えたあとに、子供達や友人たちの写真をたくさん撮りました。
綺麗に並ばせてニコニコっとした笑顔で写真を撮ることは「得意分野」ですから。
そうやって、カメラを持って写真を撮っていることが一番落ち着きます。
身につけているのはリーズの衣装ですが。。

カメラを持って写真を撮って、現実に戻ります。
舞台あとは、決まって「モーレツ」に仕事をします。
いろいろ忘れて切り替えて、自分の本来に姿にもどるためです。
写真は面白いです。思い通りに時間を切り取ることができますから。
自分で決めたところで時間を切り取り、美しく仕上げてみなさんに見ていただくのです。
離れたところから「写真」を眺め、改めてそんなことを感じます。

あと30分で撮影が始まります。
心配性なので早速ドキドキしてきましたが
ニコニコっとした笑顔で気持ち良く、お仕事させていただこうと思います。

よろしくお願いいたします!