バレエ発表会の撮影にお伺いさせていただくとき「ポーズ写真はどうしましょう?」と伺います。
ポーズ写真を撮影させていただく時には、スタジオ機材を持っていくことになります。
近場でしたら車で機材を積んでお伺いをさせていただきます。
遠方ですと事前に宅急便で会場へ送らせていただいたり、宅急便のセンターへ送らせていただき
当日朝に受け取って会場へ搬入したり。
今朝、1ヶ月ぶりにスタジオ機材が自宅へ戻ってきました。
大阪から茨城へ、茨城から名古屋へ、名古屋から岡山へ。
現地から次の現地へと、宅急便さん本当にありがとうございます。
また受け取りにご協力いただきました先生方ありがとうございました。

発表会の撮影は、メインは「舞台写真」です。
重要なのは、「舞台で踊っているところ」をしっかりと写真に残すことが一番ですから
ポーズ写真は、スケジュール的に難しかったり必要がない場合は「ポーズ写真はなしで」とおっしゃっていただけますと
私も舞台のみに集中をして、舞台上の写真を精一杯にお撮り致します。

自分で発表会に出てわかったことなのですが、「舞台で踊る」となると
会場に朝一に入って、メイク、アップ、ゲネ、集合写真、メイク直し、本番と。
実は「ポーズ写真」を撮りにに行く時間が全くないこと、に気づきました。

写真屋の立場としては、スタジオを組みましたし、ポーズ写真はいくつものライトを入れて撮りますから
とても美しく仕上がりますので「みなさん、どうぞいらしてくださいね」と、楽屋にお声をかけに伺うのが仕事のひとつです。
ゲネプロ終わりくらいまでは、セットを組んで置いておきますが本番前には撤収をいたします。
なかなかタイミングが合わずに、たくさんの演目に出るお姉さんクラスの子達は、なかなか撮りに来れないだろうなあ、と
少し残念、けれど「撮りにに行く時間がない」ことはよくよくわかっていますので
舞台上のお姉さんクラスをたくさん撮るよう、そちらに集中をします。
逆に小さな子供たちは演目数も少なかったりしますので、親御さんもポーズ写真を希望される方が多いです。
全身をいくつか、バストアップを1カット。とてもかわいらしい写真が残ります。

ポーズ写真はあるといいのかもしれませんが、やはり「舞台で踊ること」を一生懸命に練習されてこられたと思いますので
「舞台で踊っている写真」がマストで、背景の前でポーズをとってる写真、がメインではないと思っています。
それでも、ポーズを希望してくださるかたも多く、そこにはできるだけお答えできるよう準備をしていきます。

一昨年はグレーと茶系の背景、昨年はベージュ地に淡いカラーが入った背景、今年は濃いめのピンクの背景を使用しました。
演目によって変えるようにしていたのですが、最近は「前の年と同じものにならないように」と
期間を決めて色を新調し、もちろん演目も頭に入れ背景を決めるようにしてます。

昨年のベージュっぽいものは比較的衣装を選ぶことなく、無難にベーシックに仕上がるものでした。
淡く多色が入っていますので、かわいらしく柔らかい雰囲気に仕上がります。(左側)
今年の濃いめのピンクは、最初は「どうかなあ」なんて思いながら購入したのですが
あまりのかわいらしさと顔映りの良さにびっくり。
衣装が浮き立つような感じで印象のよい写真に仕上がりました。(右側)

グレーはお姉さんクラスに人気。
茶色は演目が「ドン・キホーテ」の時に使わせていただきました。

もし私自身が先に発表会に出るとき、と想像をしますと。。。
「ポーズ写真」よりも「舞台で踊っている写真」がだんぜんに欲しい、と思ってしまいます。
前日のレッスンでうまくいかずに本番を迎えてしまったりなんかしたら、ポーズ写真はごめんなさい、させてもらうと思います。

そんなふうに思ってしまう写真屋ですので、「ぜひポーズ写真を!」とお勧めは無責任にはできないのです。
けれど、スタジオセットの前で1人でポーズをとって写真を撮る、ということはなかなか普段にはない機会ですので
「時間と心の余裕」がありましたら、もしよかったら一度おためしください。
私は過去に撮ってもらったことがないのですが(すみません)
「自分が欲しい」ではなく「ご家族が欲しい」のは「ポーズ写真」かもしれないな、と思ったりします。
衣装を着てメイクをして、「ニコッ」とカメラに向かってポーズをして笑っている1枚は、それはそれはとってもかわいい1枚ですから^^