帰宅して、ちょっと疲れたな。。と、イベントで展示をしていたデジタルフレームをぼんやり眺めていました。
くるみ割り人形やジゼルのグランパドドゥ、そして「タイスのパドドゥ」
が、ひらりひらりとフレーム内に勝手に流れて昨年の撮影をとても懐かしく思い出しました。

発表会ではなかなか見ることのない「タイスのパドドゥ」。
昨年は幾度か撮影をさせていただく機会があり、この音楽は出だしを耳にするだけで
目元がじんわりと熱くなってきてしまいます。
砂漠の熱を思わせるオレンジの照明と少しゆがみを含んだような音と。
この音楽は聴いたことがある人が多いかと思います。
(オペラではよく演奏されるそうで、これは初めて知りました。
ウィキペディアのページより聴くことができます。ストーリーも随分悲しいですがこの音にぴったりかな、と素人感覚ですが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/タイス_(オペラ)

昨年の春に、8月に発表会を控えたお世話になっている先生のお教室へプログラム撮影に伺いました。
その時に「タイスを踊る予定です」とお話しされて。
その時は、タイスのパドドゥをメインで撮影したことがなかったのでずいぶん焦りました。
夏までに音楽と振りを頭に入れておかなくては、とYouTubeを流し続けていました。

その2ヶ月後の、夏前の発表会で偶然、このパドドゥをリハーサル含めて3度撮影させていただく機会があり。
音、あかり、衣装、空気、そして踊り。
ゾワッと鳥肌が立つように、この魅力を一体で感じることができました。
最後の「照明さん!早く明かり落として!」のところも。
「早めに決めないと!」と感じ取ることができたので、偶然の必然?(逆?)に大感謝です。

8月の本番には、小品集の最後に、なんとも優雅な「タイスのパドドゥ」を撮らせていただきました。
大好きなお二人でしたので、余計に私の方が感極まって鼻を一生懸命すすりながらの汗だくの撮影でした。
優雅なタイスと、たくましいアタナエル。
(これは、3幕の2場のところの踊りなのでしょうか。死に瀕したタイスがアタナエルに追いかけられてもエロティックに笑いながら逃げていく、という。)
圧巻のリフトが続いて、男性は汗だくですがその汗も演出のひとつかのような。
その時の写真を見ながら、踊りを思い出しながら書いていますが、ふっと息が止まってしまうそうにゾワッとします。
今度は、がちがちのファインダー越しではなく。舞台を楽しむ余裕を持ちながら優雅に鑑賞したいなあ。
いつまでも踊り続けて欲しい、と願っています。

「タイスの瞑想曲」
疲れが回復することはなかったですが、緊張からはなたれた感じです。
明日は雪予報。暖かくして少し休ませていただこうと思います。
街が大変なことになりませんように。

先週出会った小さな手は。明日は雪だるまを作るかもしれないな。。

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