「解剖学ワークショップ」と「清正の井戸」

「解剖学ワークショップ」と「清正の井戸」

昨晩、秋の発表会のお写真を全て納品させていただきました。
楽しい秋の数ヶ月、ありがとうございました。
10日ほどはお休みの時期、今月半ばからは冬の発表会が続きます。
あちらこちらで「くるみ割り人形」のポスターを見ます。
休日には観に行けるかしら♫

先日、いつもお世話になっております「バレエスタジオ Aile」さんで開催されました「解剖学とバレエ」のワークショップに参加してきました。
(先生、お誘いいただきましてありがとうございました。)
友人と一緒に参加をし、私は勉強もさせていただきながら少し撮影もさせていただきました。
(こちら、その時のお写真を使っていただきました)

ワークショップの様子
http://infoaile.blog83.fc2.com/blog-entry-886.html?sp

「筋肉を伸ばして使うこと」であったり、「背中を開くこと」であったり。
バレエで大切な「ターンアウト」の筋肉であったり。
言葉として知っていることを「体を正しく動かすための知識」として。
筋肉や体のことを知った上で動かせるように、と教わってきました。
(*今回は解剖学が初めての方に向けて、アウトラインとして、いくつかの筋肉をピックアップしてお話されていました。
本来はもっと細かく色々あるそうです)

バレエで使うための筋肉はもちろんのことなのですが
私が一番気になったのはカメラマンとしての「背中の筋肉」のお話でした。
「僧帽筋」と「広背筋」の関係。

「僧帽筋」というのは、首から肩、背中の中心にかけてある筋肉のことで
ここが硬くなるといわゆる「肩こり」とか「首こり」とかになるそうです。
(僧帽筋の名前の由来は「どこかの国の僧侶のかぶっていた帽子の形にいているから?とか)
「広背筋」というのは肩甲骨の下あたりから仙骨までを覆うとても大きな筋肉。
脇の下から仙骨までを大きく囲っている筋肉です。

カメラマンという仕事柄、肩こりや首こりが強いのですが。(緊張もありますし)
この筋肉のお話を聞いたときに
私は「僧帽筋」ばかりを使っていて「広背筋」をあまり使えていないのかな、と思いました。

昔、ある先生に「撮影の時に肩甲骨をふっと下げてから撮影してみたら?」とアドバイスをいただいたことを思い出しました。
バレエのレッスン中にも「肩を下げて!」とよく言われます。
撮影中、左手はレンズを握り、右手はカメラに添えて長時間シャッターを切り続けますから、何時間も両手は心臓よりも「上」にあるわけです。
客席に座って撮影をしますから、肩甲骨から上はカメラに覆いかぶさるように、けれど肩甲骨から下はほとんど重力に任せて「ダラン」と下に落ちています。
背中が二つに分かれてしまうような! なんだかそんな使い方をしていることに気づきました。

それから、レッスン中に普段のデスクワーク中に「僧帽筋をさげて、広背筋を意識してみる」ことを実践。
まず、すぐに違いが出るのは「お腹が中にしまわれること」です。
姿勢をよく保とうとするあまり、肋骨が前に開いてお腹も開きがちになってしまうのですが
背中の筋肉を下に降ろすと、体の前の方がしっかりと立ち上がり呼吸も楽になりました。(気づくとまた肋骨が開きがちになりますが。。)

ここでは「背中」だけ書きますが、背中以外にまっすぐ立つための筋肉「脊柱起立筋」「腸腰筋」ターンアウトを作る筋肉「大臀筋」「大腿二頭筋」(ターンアウトを作る筋肉は他にももっといろいろと細かくあるそうです) などなど。
ここにきて筋肉の勉強ができるなんて思っていませんでしたから、知らないことを知れたのはとても嬉しいことです。
それがバレエのみならず、お仕事のパフォーマンスにもつながるのは何よりもありがたいこと。
いただいたお話を生かして、冬のシーズンに向かいたいと思います。

友人と「清正の井戸」を見てきました。
明治神宮御苑の中にあります。一番奥に、ひっそりと静かに、小さく控えめにお水が湧いています。

昔はプライベートで写真を撮るなんて全くしなかったのですが
最近は小さなカメラを鞄に入れて、それでも本当に時々、シャッターをきります。
外ではカメラマンでいたくなかったりと、いろいろ複雑な思いをずっと持っていたのですが。
この「清正の井戸」を撮影していた京都から来られた、という女性に
「水面に葉っぱが映ったほうがいいかもしれないです」なんておせっかいなことを言ってしまいました。
カメラマンでいること、を最近ようやく誇りに胸をはれるようになってきたかな、と思います。
そのことで喜んでくれる人がいるのなら、存分にカメラマンでいよう!と覚悟ができたといいますか。

暖冬の影響で、12月の今が紅葉の見頃。
いわゆる「紅葉狩り」なんて過去にほとんど行ったことがないので
一面の真っ赤な紅葉に感激してしまいました。
自然の中に赤とか黄色とか緑とか、自然にそんな美しい色になってしまうのですから
本当に自然にはかなわない、と手を上げてしまいたくなります。
あまりにも赤い紅葉、ひとつお土産にいただいてきました。

筋肉のお話と、井戸のこととか紅葉のこととか。
話がバラバラしていますが、
自分の中では一応(?)統一されていて

「私はカメラマンであること」という
何かちょっとした本当に「小さな自信」のようなものが芽生えた秋のシーズンでした。
自分のやっていること、想いにはたぶん。
それほど大きな間違いはないかな、と思いながら、胸を張って舞台に向かえた時期でした。

ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。

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