誰が見てもわかる「クロワゼ」〜リーズのVa.の撮影

誰が見てもわかる「クロワゼ」
〜リーズのVa.の撮影

「誰が見てもクロワゼだ!とわかるところに入れる」と教わったんです。
本当だ本当だ、ととてもわかりやすいフレーズでした。

バレエコンクールの撮影で、例えば「リーズのバリエーション」なんかだと。
初めの部分、上手から下手に移動する速いステップのところですがここは、ちゃんと両足重なったところで撮るようにしています。
1本足になったところでシャッターを切れるととても綺麗で、そうでない足が移動中のところで
切ってしまうとちょっと美しくはないんです。

足先を見ながら集中して撮りますが(撮れないこともちょっとありあり。。)
1本足まで重ならないと、逆に撮るタイミングがないのでどこかで少し甘やかしながらシャッターを切ります。
「1本足」です。
ファインダーを覗きながらのその瞬間に「クロワゼに入った!」なんて、そこを一瞬で見極められるような素晴らしい目を持てていないのは残念なのですが
(来月のコンクールで是非!試してみたいと思います)
多分、ファインダーを覗かずに舞台鑑賞をしている中では「クロワゼだ!」と思うことはなくても「美しいなあ」ということはすぐに感じ取ることはできると思います。
逆の足が前に重なっていたら、多分ちょっと「あれれ?」と気づけるのかな。
(う〜ん。気づけるかなあ。。

おそらく、今日の「誰が見てもクロワゼだ!とわかるように」はそういうことだと思うのです。誰が見ても自然で美しいポジション。
みんなが「う〜ん。きれいだなあ」と思える、一つの答えがバレエにはあるのですね。
ちなみにバレエ用語集で調べてみました。

〜クロワゼ〜
「交差した」という意味です。
右足前5番の場合、左斜め前、左足前5番なら右斜め前に体を向けて立ちます。

ですって!なんて丁寧な!
体と頭がギクシャクしますが、言葉にするとこのようになるのですね。
こうやってバレエにはちゃんとした答えがあるから
撮影にも、算数のように「答え」あるのです。(同時に「間違え」がある。。)

リーズのバリエーションの話に戻りますが、その最初の部分さえ越えてしまえば
(撮影の部分でね)
後のジュッテやアンボワンテとか
(アンボアワンテって「箱詰めにする」って意味なんだ!)
すごく形になりやすい撮りやすいパが続くので比較的形になりやすいバリエーションです。
最初の部分が結構な勝負!
(あと、やっぱりこのバリエーションは笑顔も魅力だわ!)
ちなみに、これまた随分と余計な話ですが。
たくさんあるバリエーションの中で、このリーズのバリエーションだけは
足でリズムを取らないと写真が撮れないのです。横への速い動き、上へのホップとか。
ピタッと決まる大きなパが少ないので、右足でドラムを鳴らすように
リズムを刻みながらの撮影です。

stage04

さあ、リーズのように速い踊りを踊るわけではないので『誰が見てもわかるクロワゼ』に入れるしか答えはないのです。しかも、今は鏡を見ながらのレッスンです。

大変だ!
鏡がなくなったら私の「クロワゼ」はどこに行っちゃうんだろう。。!

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