養老孟司さんがある番組の中で
「ソメイヨシノはあまり好きじゃないんですよ。一斉に「揃って」咲くでしょう?
ソメイヨシノっていう木は種がないんですね。だから増やすには挿し木をして増やすしかない。要はクローンです。
揃って咲くのはつまらない。気が向いたときに咲くのが面白いんですよ。
「まる」のほうがよっぽど面白い」

と話していました。
靖国神社の標本木を気象庁の方が見て、「5里以上の開花が見られました」と発表をすると拍手が沸き起こった。
桜が咲くのを日本中が心まちにしているのに、桜を嫌いな人なんでいない、と長年思ってきたのだけど
こんなにも、きちんとした理由があって「あまり好きじゃない」と言ってしまうのが本当に面白い。

昨日、プログラム撮影にあるお教室様に伺い。
夏の発表会に向けてのレッスンを皆さん熱心にされていました。
眠れる森の美女のコーダの全体練習で、先生がこんなお話をされていました。
「コールドにはコールドに役割がある。なぜプログラムにコールドの中の一番最初に名前が書いてあるのか?
コールドたちのリーダーだからですよ。 コールドのリーダーに従って他のコールドさんたちは動くのだから
リーダーが自分の役目を果たさないと他のみんなは動けないよ」 とお話しされていました。
私は恥ずかしながら、このことを初めて知りました。名前が先に書いていある意味、コールドのリーダーなんだ、と。
リーダーが音を聞いて歩幅を決めて立ち位置まできちんと進むことができないと、後ろの人たちも動くことができない。
そうやって言葉で改めて聞くと、本当に大事な役目なんだと感じます。

「動けるときにできるときに、自分のできることを目一杯にやっておかないと」と。
背番号51の「イチロー」が引退会見で言っていたフレーズ。
本当だ、と思う。 急ぐわけではないけれど、その時できることをおそろかにしたり雑に扱ったりせずに
「その時にできること」を見極めて、丁寧にやっていきたいと思う。

「ripple」〜さざなみ、小波(ripples〜波紋)
先週の発表会の演目でこの「ripple」というタイトルの20分を超える大きな作品を撮影させていただきました。
リハーサルから何度も入念に立ち位置、ダンサーさん同士の絡み、指先までの表情を。
幾度も確認をされていました。
この「ripple」の意味を知ると、確かにあのシーンは「波紋」のようだった、と思い返せます。
さざ波のように静かなシーンと、もっと荒れ狂ったような激しい波のシーンと。

お世話になっているスタジオの先生がお一人退職されるとのこと。
「とにかく基礎を、筋力を」と。
地道に地道に、地味に地味に、そんな言葉がぴったりなじっくりとしたレッスンが大好きでした。
ここ半年で自分の体が大きく変わったのも感じます。
私がうっかりレッスンに行ってしまうと、時々「マンツーマン」となってしまい
それでも、真横に立ってひたすらに「フラッペ」の時の足の使い方を5分以上も教え続けてくれます。
本当に体が(少しですが)自分で動かせるようになり、基礎の面白さと大事さを感じました。
新しい春ですから。ますますのご活躍されることと思います。
またいつか、レッスンを受けさせていただきたいです^^

先週から「アシスタントさん」として、私のそばでお手伝いをしてくれている女の子。
子供の頃からバレエをやってきて大学でも舞台を専攻し、残念ながら(??) 写真に転向してしまいました。
写真はまだまだですが、とにかく穏やかな性格の子で「人柄第一!」の私は彼女の穏やかさに一目惚れです。
これから技術的な面でも頑張っていってくれると思います。

今後、現場にも一緒にお伺いさせていただくかと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。