と、そんなことを言っても「まばたき」は自然現象ですから誰にも止めることはできません。
踊っている時に、まばたきを我慢することに気持ちをとられたらきっと踊れないですから。

「まばたき」と「めつぶり」がちょっと違うかな、と。
ここ数日、作業をしていて気付きました。
「まばたき」の頻度も個人差がありますし、舞台の上では照明も当たっていますから
目を細めたり、つけまつげのせいで少しだけ節目、になってしまったりといろいろと
目にクローズアップしてみると、舞台で踊ることは目にとってなかなか環境はよくないかもしれません。

1曲の間に「結構な数。目つぶりしてしまう人」
1曲の間に「普通にまばたきをしている人」
1曲の間に「全く目つぶりがない人」

毎日写真を処理していて、昨日こんな3パターンの形があることに気付きました。
私は、バレエの先生ではないので無責任なことは言えないのですが
「カメラマン目線」で気づいたことをご紹介したいと思います。

「結構な数。目つぶりしてしまう人」
〜1曲のバリエーションで、60枚前後(曲によって変わりますが)撮影をします。
そのうち、半分くらい「目つぶり」をしてしまう人がおられます。
目つぶりをしても、写真としてきれいだな、と思えばそのままお客様にお渡しします。
目つぶりなんてなんのその!くらいの、美しい1カットであれば全然お渡しをしますが。。
でも。目はつぶっていますので、やはり魅力は半減してしまうかな、と思います。
「目つぶり」にシャッターがぶつからないように、同じシーンを幾度か撮りますが
不思議なことに、同じところで「目つぶり」が起こってしまうのです。

なんでかな、と考え、何人もの方のバリエーションを見比べてみました。
「目つぶり」の多い方は、あまり「視線」が定まっておられない人が多いことに気付きました。
踊っていると「目線!お鼻の先で遠くを見て!」と先生から教えていただきます。
舞台が近くなると、「笑って2階席を見るように」とのアドバイスもいただきます。
その、「定まった目線、視線」がないと、どうにも「目つぶり」が起きてしまうようです。
「あそこを見るんだ」という意識がないと、目をつぶってしまうようです。
お客様の方に目を向ける、ピケターンの行く方向に目を向ける、指先のもっと先の方に目を向ける、見る!
たくさん先生に教わりますが、舞台に立つと踊ることに必死ですからなかなか目までは、、と私もそうなってしまいます。
でも「見る!」という意思があると、人間はちゃんと目をつぶることなく「キラキラ」と瞳が輝くのですね^^

「普通にまばたきをしている人」
〜これはとても少ない方だと思います。目つぶりとは違って「自然なまばたき」が写真に写ることは少なくて。
踊り終わった後のレベランス、で時々見ることがあります。
人間は緊張したり夢中になったりすると「まばたき」の数が少なくなるそうなので、それが原因でしょうか?

「全く目つぶりがない人」
〜子供は不思議とほとんど「目つぶり」がありません。しっかりどこかを見ていたり(時々隣の子を見ていたり)
何か「興味」があるのか、しっかりと目を開いていることが多いです。
大人の方でも「全く目つぶりがない人」がいます。笑顔で踊っている方はやはり「目つぶり」はないかと思います。
前にも書きました「見る!」という意思があるからでしょうか?
目線がしっかり定まって目つぶりされていないと
『目線は見る!』と『踊りを魅せる!』というパワーを感じます。

「目が泳ぐ」とよく言いますが。
レッスンでも次の振りを考えていたり、頭の中が別世界に入っていたりすると「目がどこかの世界」に泳いで行ってしまっている時があります。
(先ほどレッスンをしてきて、鏡を見てちょっとチェックをしたいのに目がどこかへ行ってしまっていることに気付きました)
空を見ているというか、何も見ておらず頭の中で踊りを踊っているといいますか。。

『ここ!』というシーン。
客席後方にいます、私たちカメラマンに「撮って!」と目線を送っていただけますと
私、嬉しくて目がハートになってしまいます。頑張って逃さずお撮りしたいと思います。

「せかいいちのねこ」(ヒグチユウコさん作)

今朝、散歩に行って買って来た本。
ぬいぐるみの猫が、本物の猫になりたくて。
本物の猫たちに出会い「ヒゲ」をもらいます。
でもいじわるな(いじわると思っていた猫に)
「おれたちねこは、人間より寿命が短いからたいてい先にいなくなるんだ。でも、おまえはずっといっしょにいられるじゃないか」
と、ちょっと悲しそうに話すのです。

今朝の寒さと寝不足で。
ちょっともの哀しい朝でした。
明日は晴れるかしら。